ネコ担当取締役

春が近づくと、ネコがにゃあにゃあとネコなで声を出す。「ダーウィンが来た」の番組なら「恋の季節がやってきました」というところだろうが、そんなしゃれたものではない。性欲があふれてなんともならず、狂い悶えているのだ。

そういうことはプライベート事案なので、好きにしたらよいが、許可もなく他人の家に入り込んでもらっては困る。庭で出産して6匹も産んだり、玄関口をトイレと決めて集中的に放尿したり、弱った子ネコが死んでノミが大量発生したり、ここ数年手を焼いている。

泥棒ならセコムのシールでひるむ。訪問販売なら「セールスお断り」でにべもない。しかし相手がノラネコでは「猛犬注意」の字も読めない。水を入れたペットボトルを置くとか、ネコの嫌う低周波だか高周波だかを流すとよいと聞くが、効果があると聞いたことがない。

一番よいのはイヌを庭に放すことだ。うっかり門を開けたときに、外に飛び出すおそれがあるから、常時放し飼いにはできないが、南側でネコを見かけたら、北側居住のクマゴロウを抱き上げて家の中を通り抜け、庭へさっと放す。しばし追い掛け回せば、ネコも警戒して近寄らなくなるだろう。

という作戦だったが、相手も身軽で、木立ちを縫ってぱっと消える。残念、見逃したが、クマをしばらく走り回らせて、においを撒き散らすようにさせた。

これで少しはと思った5分後、同じ場所に同じネコがふてぶてしく寝転んでいる。てめえ、なめてんのか、ともう1回クマを放す。跳びかかって一撃を食わせろと願ったが、すぐに逃げられた。ジャックラッセルテリアは、もともとキツネ狩り用のイヌなのに、先祖の血筋を忘れたか。もう少しプライドを持ってくれ。

私も出勤時なので、そういつまでもやっていられない。クマには、毎日ムダ飯ばかり食っていないで、少しは役に立て、と意見したが、聞こえないふりをするから情けない。

春先は、散歩に連れて出る代わりに、庭で厳戒パトロールをさせよう。名案といえるかどうか。あちこちで気持ちよくフンをするだけで終わるかもしれない。


おまじない

このにほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へボタンを押して
ネコも人の迷惑をわきまえてほしい