ストレス耐性

世の中には、面倒なことはなるべく人に頼って、自分はストレスの少ないところを泳いで渡ろうとする人と、目標に向かって使命感に燃え、苦労しながら乗り越えようとする人がいる。

負荷がかかる生き方は明らかに後者だが、どちらが大変かというと一概には言えない。負荷の多い少ないにかかわらず、ストレス耐性が強いか弱いかという問題がある。

耐性が弱い人は、少々のことでもストレスを感じやすく、自分でよく分かっているから、先回りして対策を立てる。それでも完璧な回避はできず、気持ちの切り換えやリラクゼーションに腐心するが、もともと割り切り方のうまいほうではなく、ストレスをいつまでも引きずって解放されない。

耐性が強い人は、むしろ少々のストレスでは物足りない。難局を乗り越えたときに感じるえもいわれぬ達成感、充実感がたまらず、自ら望んで再び難問に挑む。ただ、使命を貫き通そうとすると、周囲と摩擦を起こしたりぶつかったりして、無傷ではいられない。それでも若いうちは満ち溢れる活力で振り切れるが、歳を経るとともに、出る杭は打たれると悟り、折り合いをつけようとするが、身についてないのでうまくゆかない。

両極のタイプが友達同士だと、内心では、互いにあんな生き方をしてなにが面白いのだろうと思いつつ、反面、あんなふうにできればどんなにラクだろうとうらやましくもある。それでいて人の世の生きにくさをどこかで共感し合っていて、妙に仲がよいこともある。

あんな生き方ができたらきっと幸せだろうと思っても、相手の心の奥まで見えているわけではない。自分にないものを欲しがる欠乏動機でなく、自分にあるものを大事にして存在動機の生き方をしてゆくのが、よくも悪くもその人らしさではないか。


おまじない

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