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昨年夏から、コジローの糖尿病治療を続けて1年近くになる。15歳の老犬で容態が覚束なく、最初はもうだめかと思って安楽死の相談までしたが、よく持ち直してきた。家で朝晩のインスリンの注射を打ち、食欲をなくしたりして調子がおかしいときは、病院に預けて血糖値を測ってもらい、注射液の量を微調整した。担当医は病院の副院長で、いかにも動物好きらしく、愛情細やかな対応をしてくれた。 ところが年が明けてから姿を見なくなり、院長が診るようになったが、どうもやることが雑で、血糖値の説明もあまり丁寧でない。副院長はどうしたのか受付に聞いたら、年内で辞めたらしい。このままでは不安が残るので、他の動物病院を捜してみたが、預かる施設がなかったり、開業間もない若手獣医のひとり態勢だったりで、ここならという踏ん切りがつかない。ペットの病院選びは案外むずかしい。 話変わって、私が潰瘍性大腸炎になってから3年の間、2カ月ごとに通院していた総合病院の主治医が異動になり、次回から別の医師が担当になると言われた。病状は幸い寛解(症状が安定して問題ないこと)が継続しており、簡単な問診と服薬の処方箋をくれるだけだが、主治医は質問にはよく答えてくれたし、内視鏡検査も上手だった。 次はどなたがと聞くと、H先生と言われ、Sさんでなくてよかったと答えたら、主治医もそばにいた看護婦も、いきなり笑い出した。S医師は、初診で内視鏡検査を受けたときだけ診てもらった人で、患者はよけいなことを聞かずに黙って医者の言うとおりにしていればよい、というような昔はよく見かけたタイプだった。私はなんでも遠慮なく聞きたがるが、ちゃんと答えないのは医師の怠慢だと思う。 私は歯医者にも通っている。歯医者は粗製乱造されてきたのか、数ばかりやたらいて腕前がピンキリだから、慎重に選ばないと治療どころか大事な歯をだめにされてしまう。そういう苦い経験があるので、いま通院している歯医者は、大学の口腔外科の権威に紹介してもらっただけあって、申し分ない。ただ、診察台が6台もあって、歯科衛生士のほか若い歯科医も2人ばかりいて、補助的な治療をしている。 先日、そのアシスタントが、私の歯をいじりながら「ン? アレ? オヤ?」などとつぶやく。おいおい、大丈夫か。こっちはなにをされているのか見えないのに、不安になるじゃないか。 医療行為はサービス業だと知るべし。「先生」という呼び方からしてやめたほうがよい。 |
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